人生に彩りを。流星です。
今回は「赤」の心理効果についてお話ししてまいります。
赤は世界中で男女問わず人気の色です。
理由は色々だと思いますが、私自身は辛い時でも赤色のモノを見ていると、エネルギーが湧いてきます。
特に気分が落ち込んでいる時に真っ赤ないちごを食べると、元気が出ます。

今回はその赤の心理効果5選について深掘りしていきます。
では、まいりましょう。
情熱と闘志
赤について思い浮かぶイメージの1つは、情熱と闘志です。赤いモノを見ていると、真っ赤な炎のようにやる気が湧いてきます。心に情熱がふつふつと湧いてきて、自分の夢や目標に向かって進むエネルギーになります。
「赤ヘル軍団」で有名なプロ野球球団・広島東洋カープもヘルメット・帽子、ユニフォームが赤ですが、これは1975年に当時のジョー・ルーツ監督が「燃える闘志を全面に出す」ことを目的に、それまでは紺色だったチームカラーを赤に変えたとのことです。同年のカープは途中で古葉竹識監督に変わりましたが、見事球団初のリーグ優勝を果たしています。
それ以外にも2004年のアテネオリンピックでは、個人競技のボクシングやレスリングにおいて、青ウェアの選手より赤ウェアを着た選手の方が勝率で上回っていたと判明しております。
上記の理由から、赤は燃えたぎる情熱と闘志の色であり、身につけると勝機も上がる傾向にあります。
行動促進
赤には「行動を促進」する効果があります。
見ていると気づかずにだんだん行動的になり、自分の目標に向かって突き進むエネルギーになる色です。私も落ち込んでいる時に赤いモノ(りんご・いちご・トマトなど)を見ているといつの間にか活動的になり、前に進む力に変わっていきます。
また、新たなアクションを起こしたいと思った時は、以前自分で飲んだコカ・コーラの真っ赤な缶を見ています。特にその缶を見ていると、辛い時でもやる気が湧いてくるので、今は洗って保管しています。
あなたも気分が沈んでいる時は赤いモノを見るか使うなどして、前に進む原動力に変えていきましょう。
リーダーシップ・主人公感
赤はリーダーシップの色でもあり、少年マンガの主人公のメインカラーにも使われます。
例えばアメリカの大統領は大事な演説を行う時に、赤いネクタイをつけてリーダーシップをアピールします。
そして、リーダーを担うアニメの主人公やヒロインも赤い服を着ていたり、赤髪だったりします。
特に「ONE PIECE」のルフィ、「犬夜叉」の犬夜叉は赤い服を着ていますが、2人とも仲間の中で絶大なリーダーシップと戦闘力を誇る主人公です。
他にも「FAIRY TAIL」のヒロインの1人のエルザも赤髪で、圧倒的な強さとリーダーシップを誇る女魔導士です。
「ONE PIECE」のシャンクスは主人公ではありませんが、赤髪かつ強力な「覇王色の覇気」の使い手で、ストーリーの重要人物です。
このように、みんなの先頭に立つキャラクターには赤色を取り入れる傾向が見られます。
注意・注目
赤には注意喚起や注目を誘ったり、危険を警告する効果もあります。
それほど誘目性が高く、人間の目に入ってくる色であるからです。
例えば赤信号は事故防止のために「止まれ」を意味しています。また、暗い夜の道でも自動車の赤いライトは目立つので、「ここに車がいるから飛び出すな」という意味でも警戒を促す効果を感じます。危険や禁止の意味合いもあるため、「立ち入り禁止」や「撮影禁止」などの警告マークの色にも使われます。それほどに強い「禁止事項」を意味する色です。
お店でよく見る赤色の文字で書かれた金額は、安売りなどの「赤字」を連想させ、お客様に対し「今買えばお得だよ」という意味でも販売促進のために使われています。
それ以外にも緊急度・重要度の高い赤文字で書かれていれば、気になってチェックする傾向にあります。LINEやメールの未読メッセージ数の丸い背景の色も赤ですよね。
「未読が何件あるな」と気づかせてくれるほどに誘目性が高い色であるためです。
女性的
女性は心理的にも生物的にも赤を好む傾向にあります。それほど特別な色です。
その先天的な理由は人類が霊長類から進化する過程で、男性が狩猟に出ている間に女性は果実を採取する生活に適応し、熟した果実の赤みに敏感になったためです。
後天的な理由は、女性は幼少期から赤いモノを与えられることが多く、身近にある赤色を見て色の識別の能力が発達し、赤に敏感になるからです。
また、赤い服には女性の魅力を引き立ててくれる効果があります。日本では成人式の振袖の色としても、必ずと言っていいほど毎年、トップ5にランクインしています。
そのように、女性は赤色の服を着ていると人の目に留まり、美しく振る舞う効果があるようです。もちろん、男性でも赤が好きな人はたくさんいます。
まとめ
今回は赤の心理効果5選について深掘りしてまいりました。
私なりの「赤」への理解ですが、何かの参考になれば嬉しいです。
情熱や闘志、行動促進のほか、リーダーシップ、警告、注目などの効果もある色です。
また、女性にとっては馴染み深く、魅力を引き立ててくれる色でもあります。
あなたも辛い時、行動的になりたい時は赤いモノを見る、使うなどして次のアクションに繋げていきましょう。
ではまた。
参考文献
・ポーポー・ポロダクション「色と性格の心理学」 日本文芸社出版
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・ポーポー・ポロダクション「決定版 色彩心理図鑑」 日本文芸社出版
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・山脇惠子「色彩心理のすべてがわかる本」 ナツメ社出版
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