人生に彩りを。流星です。
今回は「オレンジ色」の心理効果について説明してまいります。
私は冬に心が温まるようなオレンジ色のみかんを見ていると、「わあ、綺麗で美味しそう」と思って、食欲が湧いてきます。
とても元気の出る色です。

ここからその心理効果を深掘りしていきます。
では、まいりましょう。
食欲増進
オレンジ色には、食欲を増進する効果があります。みかんなどの柑橘類の色でもあり、「ビタミンカラー」とも呼ばれています。私の場合はかなり特殊だと思いますが、黄色い油麺に赤いラー油をかけてかき混ぜると、麺がオレンジ色に染まってきたのを見て、なぜか食欲がふつふつと湧いてきました。その状態で食べると美味しさが倍増し、また食べたいと思えてきます。
そのように、オレンジ色は食欲がない時には有効ですがその反面、糖尿病などの疾患を抱えた方には注意して頂きたい色でもあります。食欲を抑えたい時は避ける必要もあるとのことです。
社交的で仲間を大切にする
オレンジは社交に適した色でもあります。オレンジ色のネクタイなどを身につけていると、相手から「この人は明るくて社交的かな」という印象を与えるそうです。しかし、フォーマルな場ではNGです。そこは注意しましょう。
また、オレンジ色好きの人は情に厚く、仲間を大切にする傾向が見られます。そのような人の周囲には自然と人が集まってきて、人間関係が広がり、コミュニケーションが円滑になっていきます。実際にオレンジがチームカラーである読売ジャイアンツの象徴とも言える「ミスタージャイアンツ」こと長嶋茂雄さん(2025年6月逝去)も社交的で陽気かつ努力家でした。彼はルーキーイヤーから主砲かつ三塁手のレギュラーとして活躍し、彼の周囲には自然と味方や仲間が増え、球団にとってかけがえのない存在になり、引退後は監督としてチームを5回も優勝に導きました。晩年の彼は車椅子生活で病と闘いながらも、巨人の現役選手に打撃指導を手厚く行えるほど慕われる立場になっていました。
アニメやマンガでも、オレンジの髪や服のキャラクターは仲間を大切にする傾向にあります。「ONE PIECE」のナミはオレンジの髪ですが、ルフィたち麦わらの一味の仲間を大切にし、時には苦しんでいる小さい子どもたちを守るほど情に厚いヒロインです。
オレンジの服を着た「NARUTO」の主人公・うずまきナルトも最初は落ちこぼれで嫌われ者でしたが、自分の努力で味方を増やし、人との繋がりを大切にするヒーローになりました。彼は最終的には子どもの頃からの夢だった火影になり、木の葉隠れの里のリーダーとして周囲から慕われています。
BLEACHの主人公・黒崎一護もオレンジ髪で、かけがえのない家族や友達・仲間をホロウなどの敵から守る死神です。彼は自分がまだ弱かった時に、「これでは大切な人たちを守れない」と気づいて死神としての能力を磨き、家族はもちろん、朽木ルキアら仲間を守る英雄になりました。それにより、一護の周囲にも人が集まるようになっていったのです。
「デジモンアドベンチャー」の主人公・八神太一もオレンジ色の「勇気の紋章」の持ち主で、仲間をr大切にするリーダーです。彼は無鉄砲に突き進んでしまうこともありますが、仲間を守る意識が強く、周囲に人が集まってくるタイプです。また、彼のパートナーのアグモンも1段階進化すると、オレンジ色の肌の恐竜型デジモンであるグレイモンになります。そのグレイモンを見ていると、私の心にも勇気とエネルギーが湧いてきます。
そのように、仲間を大切にする情に厚いキャラクターを描く上で好まれる色であることが分かってきました。作者たちはそこを踏まえて色を選びながら使っていることが伺えます。
元気・陽気
明るく元気の出る色、それがオレンジです。私もコンビニやスーパーでオレンジ味のジュースやグミを見ると元気が出てきます。そこから「美味しそうだな。飲みたい、食べたい」という感情に繋がり、時々買ってしまいます。まさに上記で述べた「ビタミンカラー」です。特にファンタオレンジの缶を見ると気分が高揚し、ついつい買って飲みたくなります。
このことから、自然と心に力がみなぎってくる色でもあるので、「活力が欲しい」と思った時は見たり取り入れることをお勧めいたします。
行動的
オレンジは赤同様、行動的な色でもあります。私もオレンジ色のモノを見ているとだんだん感化され、次の行動を起こしたくなってきた経験があります。上記で述べたナミ・ナルト・一護・太一らオレンジ色を身につけたキャラクターたちは行動的な性格として描かれています。
そのため、自分も活発に行動できたらと思う時に見たり使ったりすれば自然と影響されていくので、実践してみてはいかがでしょうか?
暖かみ
寒くなってくる秋冬はオレンジ色のモノが魅力的に見えたりします。赤と黄色を混ぜた色なので、暖かみを感じるのです。私も肌寒くなる10月にオレンジ色のジャックオランタン(ハロウィンカボチャ)を見ると、心が温まります。11月ごろには柿、真冬はみかんを見ていると「おっ、いいな。美味しそうだな」と食欲を刺激されます。
赤・オレンジ・黄色は暖色系なので、寒い真冬に好まれる傾向にあります。
まとめ
今回はオレンジ色の心理効果5選を説明いたしました。いかがだったでしょうか?
オレンジは食欲を増進する色ですが、糖尿病などの疾患をお持ちの方は注意が必要です。
また、社交性や仲間意識にも影響を与え、ビタミンカラーと呼ばれるほど心に活力が湧いて行動力を高めてくれる色です。
秋冬に好まれる暖かさも魅力的です。
心にエネルギーが必要だと思った時には少しずつ取り入れることをお勧めいたします。
ではまた。
参考文献
ポーポー・ポロダクション「色と性格の心理学」 日本文芸社出版
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